転職する時の面接では色々な質問をされますが、実は応募者が考えているほど面接の際に話す内容が重視されているわけではないようです。
採用担当者は、前職に対して様々なことを語る応募者の表情や語調を細かく観察しているのです。だからといって、事前に企業の募集要項やホームページのチェックを怠らないようにしましょう。
面接時において一番注意するべき言動としては、批判的な言葉を使わないことです。転職理由として「誰々に何々しろと言われたから」「上司が何々してくれなかったから」といった不満の多さを訴える言葉を述べているようでは、応募者が採用担当者に与える印象が悪くなってしまいます。そういった振る舞いをする人物は、面接時と同じような批判的な態度で他の社員と接するだろうと判断されるため落とされてしまうのです。加えて気を配る必要があるのは、面接時の表情や声のトーンといった細かい部分です。特に、自身の退職理由を話す時には話す内容はもちろん重要ですが、話す時の表情や声の大きさ、または話し方などがつい批判的になりがちです。落ち着いた口調で、できるだけ冷静に話すことを心がけましょう。
人間は目の前にいる相手を判断する際に、話の内容ではなくまず見た目や話し方で第一印象を決めてしまいます。大きい声で激しく主張したり、小さい声でぼそぼそと話したりすることで、内容がどんなに素晴らしくても面接官は内容を理解する前に目の前の相手に大きなマイナスの印象を抱いてしまうのです。大切なのは相手の目を見て明るくハキハキと話すことで、それだけでもこの人は仕事ができそうだから一緒に働きたいと思ってもらえるようになることでしょう。